2025年版|ハノイ賃貸アパートの水回り完全ガイド|水圧・給湯・排水・湿気のチェックポイント
ハノイ賃貸アパートで「水回り」を重視すべき理由
海外生活において、水回り(キッチン・バスルーム・トイレ・給湯・排水)は生活の快適さを大きく左右する要素です。
ハノイはエリアや建物の築年数によって設備品質がさまざまで、特に水圧・水質・排水・給湯システムは物件ごとの差が出やすいポイントです。
この記事では、日本人が安心して暮らすために、内見時に必ずチェックしたい水回りの基準や、区ごとの傾向、注意すべきポイントを詳しく解説します。
ハノイの水質とその特徴
ハノイの一般的な水道水は、日本と比べると以下のような特徴があります:
- 硬度が高めで、白い水垢がつきやすい
- 建物ごとに貯水タンクの清掃頻度が異なる
- におい・濁りが出ることがある
- 飲料水としての利用は不可(住民は全員ウォーターサーバーを使用)
そのため、シャワー・洗面所・キッチンの水質チェックは非常に重要です。
内見時に必ず確認したい「水回り5つのポイント」
1. 水圧(シャワーの強さ)
水圧はハノイ賃貸アパートの満足度を最も左右する要素の一つです。
特に高層階や築年数の古い物件では、水圧が弱くなることがあります。
- シャワーを実際に最大水量で流して確認
- 温水に切り替えたときに水圧が落ちないか
- 高層階ほどポンプの性能が重要
2. 給湯システム(タンク式 or 直熱式)
ハノイの賃貸物件では、以下の2タイプが一般的です:
- タンク式(貯湯):安定した湯量だが、長時間使用で冷める可能性
- 直熱式(瞬間湯沸かし):無限にお湯が使えるが、水圧が弱くなりやすい
目的に応じて選ぶ必要があります。
3. 排水の流れやすさ
洗面台・キッチン・シャワールームの排水が詰まりやすい物件も少なくありません。
内見時は以下の項目をチェックしましょう。
- 排水口から異臭がしないか
- 水がすぐに流れるか(少量の水で確認)
- 床の傾斜が適切で水が残らないか
4. カビ・湿気の発生状況
水回りは湿気がこもりやすく、カビの発生につながります。
- 天井やタイルの黒ずみ
- 換気扇の有無と吸引力
- バスルームが窓付きかどうか
湿気対策については、以前のガイド(Blog #284)でも詳しく解説しています。
5. キッチンの設備とメンテナンス状態
- シンク下の収納に湿気やカビがないか
- 水道下の配管から水漏れがないか
- 浄水器(フィルター)の有無
エリア別の「水回り設備」の傾向
ハノイではエリアや建物によって設備品質に差が出るため、以下の特徴を参考にすると良いでしょう。
Ba Dinh区(バーディン区)
日本人向けサービスアパートが多く、水回り設備のメンテナンスが良い物件が多い印象です。
→ Ba Dinh区の賃貸アパート
Tay Ho区(タイホー区)
広いバスルーム・キッチンが多く、欧米人居住者向けの設計で設備がしっかりしている物件が多いです。風通しが良く湿気対応もしやすい特徴があります。
→ Tay Ho区の賃貸アパート
Cau Giay区・Tu Liem区
新築コンドミニアムが多く、給湯システムや排水設備が最新の物件が豊富です。
→ Cau Giay区の賃貸アパート
トラブルを避けるための「入居前チェックリスト」
入居後に困らないためのチェックリストです。
- シャワーの水圧を実際に確認したか
- 給湯システムのタイプを把握しているか
- 排水の流れに問題がないか
- 換気扇の音・吸引力を確認したか
- カビや水漏れの痕跡がないか
- 洗濯機・乾燥機の排水経路は適切か
まとめ:水回りを理解すれば快適なハノイ生活に近づく
ハノイ賃貸アパートの「水回り」は、建物によって品質差が大きいため、内見時に細かくチェックすることが重要です。
給湯・水圧・排水・湿気・設備の状態を理解して選ぶことで、入居後のストレスが大幅に減り、快適な生活につながります。
エリアごとの物件一覧はこちら:
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