2025年版|ハノイの医療・病院ガイド(日本語対応)|総合病院・クリニック・救急・小児科・健康診断まとめ
ハノイの医療・病院ガイド(日本語対応)|総合病院・クリニック・救急・小児科・健康診断まとめ(2025年版)
ハノイでハノイ賃貸アパートに暮らす日本人にとって、「どの病院に行けばいいのか」「日本語は通じるのか」という医療の不安はとても大きなポイントです。
本記事では、日本語対応クリニック、国際病院、救急時の動き方、小児科・健康診断・保険利用のポイントを、日本人向けに分かりやすく整理しました。
① ハノイの医療事情の基本
ハノイには大きく分けて以下の3タイプの医療機関があります。
- 外国人向けの国際病院
- 日本語通訳のいるクリニック
- ローカル(ベトナム)病院
日本人駐在員・ご家族の場合、初診は日本語対応クリニック → 必要に応じて国際病院や専門病院へ紹介という流れが一般的です。
② 日本語対応クリニックの特徴
ハノイには、日本語コーディネーターや日本語通訳が常駐しているクリニックがいくつもあり、初診窓口として非常に頼りになります。
■ 日本語対応クリニックでできること
- 一般内科の診療(発熱・風邪・腹痛など)
- 血液検査・レントゲンなどの基本検査
- 持病の相談・薬の継続処方
- 必要に応じて専門医・大病院の紹介
- 海外旅行保険・駐在員保険のキャッシュレス対応
■ 利用するメリット
- 症状を日本語で詳しく説明できる
- 検査内容・薬の説明も日本語で受けられる
- 保険会社とのやり取りをサポートしてくれる
③ 国際病院とローカル病院の違い
ハノイには、設備の整った国際病院と、ベトナム人向けの大規模なローカル病院があります。
■ 国際病院の特徴
- 英語対応が基本(一部日本語通訳あり)
- 検査機器・手術設備が充実
- 入院設備も比較的整っている
- 費用はローカル病院より高い
■ ローカル病院の特徴
- ベトナム人向けで非常に混雑することが多い
- 英語・日本語はほとんど通じない
- 費用は安いが、外国人にはハードルが高い
多くの日本人は、日本語対応クリニック → 国際病院というルートを選ぶケースがほとんどです。
④ 救急・緊急時の対応方法
急な高熱・激しい腹痛・怪我など、緊急時の行動を事前に決めておくことが非常に重要です。
■ 緊急時の基本ステップ
- まずかかりつけの日本語対応クリニックに電話する
- 症状を日本語で説明 → 指示を仰ぐ
- 必要な場合は、救急車またはタクシー手配で指定病院へ向かう
■ ポイント
- 救急車の到着に時間がかかる場合もあるため、タクシー・Grabで病院に向かうケースも多い
- 夜間・休日でも対応可能な病院・クリニックを事前にメモしておく
- パスポート・保険証・現金(またはクレジットカード)を1セット常備しておく
⑤ 小児科・家族向け医療
お子さまの発熱・咳・腹痛・湿疹などは、海外生活で特に心配なポイントです。
■ 小児科受診の流れ
- まず日本語クリニックで小児科医または一般医を受診
- 必要に応じて国際病院の小児科へ紹介状
- 定期健診や予防接種も相談可能
家族でハノイに住む場合は、学校・居住エリア・小児科の位置をセットで考えると安心です(→ Blog #325 学校・教育ガイド参照)。
⑥ 健康診断・人間ドック
駐在員・長期滞在者向けに、年1回の健康診断や簡易人間ドックを提供している国際病院が多くあります。
■ 健診・人間ドックの特徴
- 日系・欧米系企業の駐在員パッケージがある
- 検査項目(血液検査・心電図・腹部超音波など)が選べる
- 結果は英語レポートで受け取れる
- 一部、日本語で内容説明してくれるクリニックもある
⑦ 海外旅行保険・駐在保険の使い方
ハノイでの医療費は、日本の健康保険とは仕組みが異なります。多くの場合、海外旅行保険・駐在員保険・クレジットカード付帯保険を利用します。
■ キャッシュレス診療の流れ
- 受診時に保険証や保険番号を提示
- クリニックが保険会社へ直接請求
- 本人の支払いは不要(免責分がある場合を除く)
■ 注意点
- 渡航前に保険内容(キャッシュレス対応・適用範囲)を確認
- 自己負担分があるかどうかチェック
- 長期滞在の場合は、現地生活をカバーできる保険プランが望ましい
⑧ 持病がある場合に気をつけること
高血圧・糖尿病・心疾患・アレルギーなどの持病がある場合は、以下の点に注意しましょう。
- 日本から処方薬の予備を持参する
- 英文の診断書・服薬内容を準備しておく
- 到着後早めに日本語対応クリニックで相談し、「かかりつけ医」を作る
⑨ 医療面を考慮した物件選びのポイント
医療面の安心を考えた場合、以下のような条件を満たすハノイ賃貸アパートが理想的です。
- タクシー・Grabで病院にアクセスしやすいエリア
- エレベーターが安定している中高層物件
- 24時間セキュリティ・受付付き物件(急病時のサポート)
- 湿気・カビ・PM2.5への対策がしやすい構造(→ Blog #294・#311・#328参照)
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